のDX推進に貢献できる事を期待致し企業DX分科会は、デロイトトーマツコンサルティングと共同で、昨年6月に「DX推進フレームワーク」を発表しました。中小企業のIT投資を単に老朽化した基幹システムの更新にとどめず、自社の競争力を高め、市場での成長に繋げるためにはどんなプロセスが必要か、ワークショップを重ねて議論を尽くして作り上げたものです。図表やチェックリストを多用した実践的なフレームワークになっています。是非お手にとってご覧ください。フレームワークの構築にあたり、参加していただいた企業の皆様のご協力が不可欠でした。特に、実際の課題の解決に向けたアイデアの具体化が、作成の根幹になっております。今後、より多くの皆様ます。関係皆様の真摯な努力と貢献に感謝の意を表します。『2025年の崖』問題を、単なる「レガシーシステム更新」の課題として〝誤訳〟松山竜蔵(リーダー)田井昭(理事)友岡賢二して捉えてしまった反省を踏まえ、事業会社が真に向き合うべき事業課題とレームワークを策定しました。皆さまの活発な議論を導く羅針盤としてご活用いただければ幸いです。作成に参画し、DXの必要性(why)を自社のビジョン・事業課題から自らの言葉で整理する重要性を実感しました。whyからwhat、Howへ繋げる進め方と各フェーズでの失敗・成功パターンを整理した本フレームワークを是非、ご活用下さい。事業の現状、デジタル部門と事業部門の関係等により、アプローチが異なると思います。類似の状況にある取り組み事例、DX推進フレームワークを参考に、取り組むことをお勧めします。自社の経営・事業課題を掘り下げ、解決に向けた具体的な施策とその進め方を整理する、そういったDX推進ストーリーDXとの関係を議論・整理するためのフDXへの取り組みは業界、企業文化、作りのご参考にしていただけるかと思います。DX推進にお悩みの皆様にお役立ていただければ幸いです。「孫子曰く、算多きは勝ち、算少なきは勝たず。」といいます。DXも闇雲、手当たり次第では、真に会社に資するものにはなりません。DXでこれから陣頭指揮をとり、進めようとする方に「帷幕の中にあって万里彼方の戦場を決す」ガイドになればと思っています。企業DX分科会およびDX推進WS参加企業の皆様と1年に及ぶ議論・検討を重ねた結果、企業ごとの異なる状況・進め方を整理でき、実践的な形にまとめられました。今後も皆様から事例をお寄せいただき拡充を図りたいと思います。今回我々が作成したDX推進フレームワークは経営層、業務部門、IT部門が三位一体となってDXを推進し、成功に導くためのやり方を説明したものです。多くの方々に利用いただければと願っています。 名和政邦岩下敬三栗田英正峯川和久西尾卓提箸眞賜(理事)❹分科会メンバーのコメントワークショップ集合写真16
元のページ ../index.html#17