●●●●● 当分科会では3年間にわたり、「需給管理の最適化」を図るための現場で役に立つ「現実解」を求めて、分科会メンバーでの議論を繰り返しながら、ワークショップを開催したり、ユーザー会員の現場で実際の課題検討を行ったりしてきました。このような活動の結果として、CIOLoungeという場を上手く活用した、今までにあまり例のないオープンでユニークなSCMのネットワークが生まれつつあると感じています。このネットワークを更に拡充・強化するために2025年度は以下のような活動を展開したいと考えています。①サポート会員向けワークショップの開催SCM分科会では、今までに3回のワークショップを開催しましたが、いずれもユーザー会員を中心に議論を展開するもので、サポート会員の方々はオブザーバー的な参加にとどまっていました。CIOLoungeは企業の枠を超えて、様々な課題をオープンに議論する場であることを考えると、もっとサポート会員の方々にも議論に参加して頂き、共に課題解決に向けた討議が展開できるのではないかと思います。実際、サポート会員の方々からも、そうしたご要望をいただいていましたので、今年は新しい試みとしてサポート会員中心のワークショップを企画したいと思っています。今までワークショップには合計17社、延べ45名のサポート会員の方々に参加して頂いていますが、この企画により、更に多くの方々にも参加していただけるように準備中です。②勉強会の実施昨年度から開始した拡大検討会を今までに3回実施しましたが、その時に更にCIOLoungeのメンバーと共に、SCMについて勉強したいという声があがりました。そこで、前回のワークショップのアンケートにてニーズを確認したところ、6社から参加希望がありました。そのため、今年は新しい試みとして勉強会を積極的に展開して行きたいと思います。具体的には、次のような項目について、SCM分科会の活動内容をご紹介しながら、ユーザー会員の方々と一緒に理解を深めたいと考えています。❶企業によって異なる様々な経営課題、商品構成、生産業態等に対して、如何に施策を構築し、どのようなKPIを重視して進めるべきか❷どのように適正在庫を設定すべきか❸如何に需要予測と販売見込の精度を高めるか❹どのような推進体制で、如何に意思決定を早く行うか③拡大検討会の継続昨年度から開始した拡大検討会について、同じく前回のワークショップのアンケートにて希望を確認したところ、更に2社から要望がありました。昨年同様、ユーザー会員の方々と共に「需給管理」に関する現場課題を具体的に議論することにより、現場で必要なノウハウ・知見を今一度整理していきます。④活動総括の作成SCM分科会の活動をより多くの方々に紹介するために、今年は活動総括を作成したいと考えています。ここでは、今までに検討してきた内容を更に分かりやすくまとめる予定です。現在検討している項目は次の通りです。《1》SCMの基礎と環境変化 SCMとは何か? 現代のSCMを取り巻く環境変化 SCMの基本構造と機能《2》SCMの課題と解決策 需要予測と販売見込の最適化 在庫管理と適正化 製販連携とサプライチェーンの見える化 SCMのリスク管理《3》SCMの実践と企業事例 企業事例 SCMの多様性:業種別の違い《4》SCMの未来 デジタル技術とSCMの進化 これからのSCM戦略SCM分科会2025年度活動計画SubcommitteeSCM分科会ユーザー会員/サポート会員とのSCMネットワークの拡充・強化に向けた2025年度の活動について拡大検討会の様子ワークショップサポート会員ヒアリング拡大検討会勉強会最終版活動の纏め・冊子作成完成検討会議(1.5回/月)〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇事務局会議(1.5回/月)〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇サポート会員向けユーザー会員向け暫定版完成●●●●●●2025JanFebMarAprMayJunJulAugSepOctNovDec18分科会報告2025年度活動計画
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