サイバネットシステム株式会社様セミナー報告
基調講演「セキュリティ対策評価制度の概要」
~サプライチェーン強化と高まるセキュリティ要求への備え~
講演者:CIO Lounge 尾内啓男
7月24日、サイバネットシステム株式会社様のセミナーに登壇いたしましたので、ご報告します。
講演場所は、JR秋葉原駅近くのヒューリック秋葉原タワービルディング30階のサイバネットシステム様のExecutive Briefing Centerイベントスペースで行われました。近くにはそれほど高いビルは無く、窓からの眺めは、東には東京スカイツリーがそびえ、その少し南にはグリーンの屋根の両国国技館が見え、南にはJR東京駅近辺の高層ビル群が展望できます。セミナーは7月24日(金)に行われたのですが、翌日25日(土)には隅田川花火大会が予定されており、この場所から見る花火はさぞかし絶景だろうなと想像しました。
当講演はSCS評価制度についての概要説明を以下の講演資料※を基に実施いたしました。
※講演資料は、CIO Lounge情報セキュリティ分科会にて2026年6月26日開催のセミナー資料(基調講演:PwCコンサルティング合同会社パートナー丸山満彦氏)を、丸山氏の了解を得た上で、利用しております。
当初は、SCS評価制度については、受講者の皆様はすでにある程度知識を持っておられるという前提で、上記CIO Loungeのセミナー参加企業各社の対応状況や課題感、あるいは情報の得られる業界での取り組み状況、今後の制度の動向などを中心に話を進める予定でした。

しかし、講演の初めに、SCS評価制度について今までセミナー等を受けた方に挙手いただいたところ、一人しかおられなかったため、当初予定を変更して講演資料を元に制度説明を中心に行なうこととしました。これは、当セミナーの後半がOTセキュリティについてのセッションがあるため、そちらのセッションをメインで聞きに来られた方が多かったためでもあります。
講演内容については、上記丸山氏のセミナーでの講演が、当HPで既に報告されており、内容的にはほぼ同じであるためここでは省略します。
(参照:サイバーにおけるこれからの課題とその対応~サプライチェーン強化に向けたセキュリティ対策評価制度(SCS評価制度)の最新動向~)

CIO Loungeでは、2025年5月16日に大阪で、また同年7月25日には東京でTXOne Networks Japan合同会社様による講演でOTセキュリティをテーマにしたセミナーを開催しています。
SCS評価制度ではOT領域については対象外とされています。これは、OTは業種や設備による違いが大きく、現時点では統一的な評価基準を設けることが難しいためです。経済産業省としては、とりあえずはOTセキュリティを横に置いておいてでもITセキュリティ基準を早く策定・運用しようとする考え方のようです。
しかし、OT領域でのサイバーリスクも高まっており、製造業においてはサイバー攻撃によるサプライチェーンリスクに備えるには、IT領域だけでなくOT領域も含めた対策が今後重要ではないでしょうか。
サイバネットシステム様とは今回のセミナーを契機として、お互いに協力し合える関係を築いていければと考えます。(報告者:尾内啓男)

