プロセスDXのみならず、ビジネスDXを実現するための組織・人財育成のあり方を明確にする

DX人財育成分科会

メンバーはアドバイザーを含めて6名と少数精鋭で構成。うち3名が現役の方なので実際に企業で実践されている内容を中心に情報共有しながら議論を進めている。

まずは曖昧になりがちなDXの目的を「企業の持続的な売上・利益の成長」「(CX)顧客体験価値の向上」と位置付けて成功・失敗の要因を分析した。

分科会のゴール

  • a)IT部門と経営トップ、現場それぞれの育成方針と責任を明確にすること
  • b)ビジネスイノベーション(攻めのDX)とプロセスイノベーション(守りのDX)を推進するにあたって人財育成の方針や方策を明確にすること。

活動概要

月1~2回程度の分科会活動で過去9回実施。各社の事例をベースにDX人財育成に関わる各種施策の情報共有と、そのエッセンスを纏めた。その中で成功・失敗事例の要因分析を行った。(図1参照)

【図1】成功・失敗要因
DX人財育成分科会

9/26には第1回のワークショップを実施。ユーザー企業様、サポート会員企業様合わせて19社、30名と多くの方に参加いただき、関西電力 上田様による具体的な事例紹介やグループディスカッションを通じて活発な意見交換を実施いただき、参加者の方々の満足度も高い結果となった。

今後の活動方針

今後の活動についてはワークショップでの参加者アンケートを参考にさせていただき、以下のテーマについて分科会で議論を深めて来年早々に開催予定の第2回、第3回のワークショップに繋げていきたい。

今後検討するテーマ

a)DX人財レベル別の育成方法

  • ・役職や経験階層別、技術面での知識・スキルレベル別(カテゴリー別)のマトリックス構造で人財育成の方法やメニューについて議論し、経営層に対する教育も別途議論する。

b)DX人財の組織・環境づくり

  • ・人財育成は重要ではあるが、育った人財が活躍出来る環境(組織/処遇)を整備することがキーとなるので、人財つくりから環境つくりに議論をシフトしていく。
DX人財育成分科会

分科会活動実績紹介

2023年9月26日開催 DX人材育成分科会イベント
【DX人財育成についての各社の課題や悩みを共有する】

Ⅰ.はじめに 当分科会は今年の2月からCIO Loungeの分科会活動のひとつとしてアドバイザーも含めた正会員6名で活動を開始し、11月で第10回を迎えました。6名中3名が現役のCIOに準ずる方々ですので、毎回、リアリティのある情報を共有しながら分科会の議論を進めてきました。 分科会の最終ゴール設定としては➀IT部門…

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