基幹システム刷新の「Why」「What」「How」に悩まれている企業に有益な示唆を
新たな分科会が発足しました

2025年4月よりCIO Loungeにおける新たな分科会として「基幹システム分科会」が発足しました。
2月の年次総会で分科会メンバーを募った際には、果たして応募いただける正会員が存在するのか不安だったのですが、現職を含む10名の情報システム部門長経験者に参加いただけることとなり、本当に頼もしい布陣となりました。
4月15日にキックオフ会議を実施した際も、さすがに一家言を持たれておられる方々ばかりで、ほとんど自己紹介だけで会議終了となるほどでした。
まずは、リーダー・サブリーダー・担当理事でコアチームを編成し、今後の運営内容についてさらに検討を進めています。
現時点では、活動の方向性や目指すアウトプットなど流動的な状況ではありますが、今後の検討を通じて基幹システム刷新の「Why」「What」「How」に悩まれている企業に何らかの有益な示唆を提供できればと考えています。
分科会の目標・活動方針など
「Why」
昨今の基幹システム刷新コストは高額化する傾向がある一方で、それに見合う直接的な経営効果を明示することは難しくなってきています。そのような状況下で、そもそも現行基幹システムを再構築する意義はあるのか、あるとすればそれはどのようなケースなのかについて掘り下げられればと思います。
「What」
基幹システムの再構築手段としてERPの利用を検討することが一般的ですが、実際には企業規模の大小や対象となる業務範囲によって、採用されるERPならびに手組システムのバリエーションが存在しています。様々な実践例も踏まえながら、ベターと思われるアプリケーション構成をいくつかの類型に整理できればと考えています。
「How」
世の中の多くの基幹システム刷新プロジェクトにおいて、当初に目論んだ品質・コスト・納期(QCD)が守られていないのが現状ではないかと思います。分科会メンバーの豊富な経験(成功&失敗)に基づき、QCDを維持するために有用なプロジェクト推進上の要諦を抽出できればと考えています。
実際の活動はこれからなので、どれくらい志に近づくことができるか少々不安も感じておりますが、あまり格好良くまとめようとせず、NPO法人らしく忖度を排した実践的な提言を心がけるつもりです。
皆様におかれましても良いアイデアやご要望などがありましたら、よろしくお知恵をお貸しいただければ幸いです。